アイルランド議会、大麻所持の改正案を審議へ。

今月24日に提出された法案は、アイルランドで個人的に使用するための大麻所持を合法化することを目的としています。改正案はDáil(国会)の承認を得る必要があり、これは他の政府政党による投票が必要であることを意味し、可決されれば現行の薬物乱用法を改正する事になります。


改正案では、個人用に7グラムまでの大麻を所持する事が合法化されます。マルタやルクセンブルクなど他のヨーロッパ諸国でも、すでに大麻所持に関する同様の法律が成立しており、この修正案は、People Before Profit TDのGino Kennyが提出したもので、アイルランドでの禁酒法を終わらせることが期待されています。


この法案は、栽培などの重要な問題に対処するには不十分だという批判がありますが、Kenny氏は、有害物質削減対策を採用し、ブラックマーケットでの流通から大麻を管理する道をアイルランドが歩み始めるためには、今すぐ議論を始める必要があると考えているので、栽培などの問題については改めて追加審議する事が出来るようになっています。